
衛生面に関わってくる鳥害は、糞害と鳥に寄生するダニ類の問題である。糞害に関しては、洗濯物や車、外に陳列した商品が汚されるといった被害と悪臭による被害がある。糞による二次被害としては、害虫の誘引・発生やネズミの誘発なども引き起こす。一方、ダニの被害はトリサシダニによるものである。トリサシダニは宿主から離れたり宿主が死んだりしてしまった場合に、吸血源を求めて人を刺しに来る。これらの被害はともに軒下やベランダなどに営巣した際によく起こる。しかし、自然に生息している鳥類は鳥獣保護法によって守られているため、殺したり捕獲したりすることは禁止されているため対策が難しい。また、近年話題になったウエストナイル熱や鳥インフルエンザにも鳥が関与しているとされている。ウエストナイル熱では、ウイルスを保菌した鳥を吸血した蚊によって人々への感染が広まった。鳥インフルエンザでは、渡り鳥がウイルスの媒介者となったため世界各地に広まってしまった。